こっこ

反社会組織

奨学金制度の問題点と返済できない時の救済措置

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現代日本の奨学金問題点

現代の日本では年々奨学金を借りる人が増えています。

私もその一人で、日本学生支援機構(JASSO)から月12万の有利子の奨学金を借りています。

卒業と同時に615万の借金を背負うことになります。

 

なぜ奨学金を借りる学生が増えたのか

経済状況の悪化:長期不況、日本型雇用(終身雇用、年功序列型賃金)の終わり

学費の高騰:1975年(国立3万6千円、私立18万円)→2013年(国立53万5千円+入学金28万2千円、私立86万円+入学金26万1千円)

大学進学率の上昇:1990年24.5%→2015年51.7%

高卒求人の激減(1992年160万件→2020年20万件)

 

返せない人が増えている

そもそも不況によりお金がない世帯が増えて、仕事も高卒求人が減っているためにお金を借りて大学進学をするのですから、返せない人が増えるのも当たり前ですよね。

卒業後、非正規雇用の職についた人やブラック企業についてしまった人など、生活費すらままならない生活から奨学金を返済する余裕がない人は沢山います。

 

返せないとどうなるの?

滞納3ヶ月以上でブラックリストに登録される。延滞が解消しても5年間はクレジットカードやローンの審査が通りにくくなる。

滞納3ヶ月~9ヶ月までは債権回収専門会社による取り立て

滞納9ヶ月を超えると自動的に法的処置に移行(JASSOは奨学金の一括返還を求め、督促に応じなかった場合は訴訟を起こす)

 

保証人問題

人的保証(連帯保証人と保証人が必要):本人が返せない場合、保証人に請求が

機関保証(毎月4千円ほど保証料を払う):機関に請求が

 

困った時の救済措置

返還免除:死亡や重度の心身障害を負った場合

返還猶予:「生活保護」受給と「傷病」による就労不可能の場合は、その事由が継続している期間。

年収300万円以下の「経済困難」の場合は、5年間の猶予期間が設けられるが、それ以降は問答無用で訴訟される。

減額返還:月々の返還額が半分に(でも返還額は変わらず)

 

困った時は相談してみよう

奨学金返済に困った時の相談先として、

奨学金問題対策全国会議

03-5802-7015 (月~金 9:30~17:30)

埼玉奨学金問題ネットワーク

048-862-0342 (月~金 9:00~17:00)

奨学金返済に悩む人の会

03-3267-0266 (日中の時間帯)

若者の労働相談、生活相談については

NPO法人 POSSE

03-6699-9359 / soudan@npoposse.jp

など沢山の機関がありますので、相談してみると解決法が見つかるかもしれません。

 

日本の高等教育のあり方

日本の高等教育では給付型の奨学金は無いに等しく、殆どが教育ローンで、公費による負担と学生支援レベルは最低レベルと言われています。

また国際的に見ても大学進学率は低く、奨学金返済問題は日本の高等教育の問題点を浮き彫りにしている一つの事例に過ぎません。

 

学ぶ覚悟

私は借金を背負ってまで大学進学したことに後悔はしていません。

知れたこと、出会えた人などは何より大切な財産だと思っています。

だからこそ借金をしてまで大学に行っているということを自覚して、600万の借金以上の何かを得られるよう貴重な4年間を大切に過ごしたいですね。