こっこ

反社会組織

上京して4年目で思うこと

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実家に帰省している。

高校、浪人時代の手帳を眺めていて思った。

まだ、同じところにいる。

 

高校2年の頃から進路に悩み始め、こんなんでいいのか?と思いながら、みんながレールの上に乗って楽しく球技大会をやっているのを傍観していた。

レールからひとり外れて宅浪し、部屋にこもって自分と向き合った。

 

今は大学4年で、みんなが最後の文化祭に熱を上げてるのを傍観していた。

自分はそこから立ち去り、また部屋にこもって何かを探し始めた。

 

高校の頃の手帳には、東京に出てバンドを組むんだ、とか、ライブの感想とか、当時売れないミュージシャンをしていた元彼のことが書いてあった。

まるで宝物みたいに心の奥に大切にしまって、東京に行けば全てが輝きだすと夢みていた。

 

東京に出て4年目になった。

来年卒業する。

夢は輝くどころか、近づいてみれば雲のように実態がなかった。

遠くから見れば輝いて綺麗に見える街は、疲れ果てたサラリーマンや、OLや、みんな同じ顔をした退屈な人々の擦り切れた心で出来ていた。

私の心も擦れ始めた。

浪費なんだ。

心と体を浪費してこんなに電気を使って輝いているんだ。

それは遠くから見る人だけに綺麗に見えるんだ。

私は宝物だと思っていたものを全て捨てた。

そしてまた探し始めた。

今度は泥の中に手を突っ込んで探してみようと思う。