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反社会組織

「トリコロール/青の愛」人生に傷つけられたことがある人は魅力的だ

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クシシュトフ・キェシロフスキの遺作となった<トリコロール三部作>の巻頭を飾る「青の愛」

ひとりの女性を見つめながら、彼女が経めぐる死と再生が、厳粛に、そして力強くも感情豊かに描かれてゆく。

 

 

ストーリー

高名な作曲家の夫と幼い娘を交通事故で一度に亡くし、自らも重傷を負ったジュリーは退院後、郊外の家と家財道具一式、さらには夫が遺した未完の楽譜も処分してしまう。 ある夜ジュリーは、亡夫の同僚で、彼女に想いを寄せていたオリヴィエを呼び出し、一夜だけ愛し合った後、パリへと去る。久々の一人暮らしの中で出会う、様々な人間模様。しかし静かな日々の中でも、夫が未完のまま遺した欧州統合のための協奏曲の旋律が、どうしてもジュリーの頭によみがえってしまう。そんなある日、処分したはずの夫の未完の楽譜の写しをオリヴィエが持っており、彼がその協奏曲を完成させようとしているのを知る。そして、夫が見知らぬ若い女性と共に写っている写真も公開されていて……。

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人生に傷つけられたことのある人は魅力的だ

私は二十歳の時、ひと回り以上歳上の科学者と付き合っていた。

彼はバツイチで浮気性だし、ホントに最低な奴だったけど、いつも背中が寂しそうだった。

大切なおもちゃを壊してしまった子供のように見えた。

だから彼が浮気をしても、私を傷つけても、嫌いになることが出来なかった。

彼は大切なものを失ったことがあるからだ。

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人生に傷つけられたことがある人は魅力的だ。

その傷は何度でも蘇り心の傷をえぐり返す。

生きている限り、何度も何度も思い出す。

だけど最後には忘れてしまう、死んでしまう。

それでも前を向いて生きる力強さの中に美しさがある。

歳をとること、何かを失うこと、そういう中に生きるということの本質があると思う。

だから私はうんと歳上の人が好きだ。

色々なものを失ってきたおっさんと付き合いたい...