こっこ

反社会組織

「天使の入江」ギャンブルの魅力そのもののような女性

f:id:kama5429:20180104033605j:image

1963年/フランス

シェルブールの雨傘」などで知られる名匠ジャック・ドゥミの長編第2作。南仏ニースの美しいリゾート地を舞台に、ギャンブルに魅入られた男女の運命を描く。

 

あらすじ

銀行員のジャックは、同僚キャロンの悪影響を受け、ギャンブルに染まってゆく。それを知った厳格な父から勘当を喰らった彼はパリを離れてニースの安ホテルに居を構え、「天使の入江」のカジノ通いを始める。ある日カジノで出会ったブロンドの女性ジャッキーに惹かれるジャックは、彼女とパートナーになって勝ち続けてゆく。ある夜ふたりは大負けし、一文無しのジャッキーは人生をやり直す結城を与えてくれるように彼に懇願する。果たしてふたりを繋ぐのはギャンブルの偶然だけなのか、それとも愛なのか?ドゥミの作品に共通するオープニングの秀逸さにおいても本作のそれは格別と言える。南仏のひとけのない海岸、アイリスから広がるジャンヌ・モローの姿、それはミシェル・ルグランのテーマ曲を従えながら、永遠に続くキャメラの後退運動によってやがて路上のうちに消え去る。

 f:id:kama5429:20180104174215j:image

 

最後は少し温かいラブストーリー

最後がめっちゃ良かったです。

この二人を繋ぐものはギャンブルなのか、愛なのか、何なのか。

大人の恋愛でありながらどこか水々しさと甘さがある。

中流れる音楽が二人の恋愛を鮮やかに彩る何度でも観たい映画です。

街並みや、賭博場などの光景が素敵だし、ルーレットが回った時はこっちまでドキドキしました。

ギャンブルの魅力を存分に感じられる映画で、ドストエフスキーの賭博者を読んでいる時のような感覚に近かったです。

ジャンヌ・モローの美しさとクロード・マンの不思議な魅力も見所です。

f:id:kama5429:20180104174229j:image